
脊柱管狭窄とは、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が圧迫を受けて狭くなっていく病気です。
脊柱管狭窄症は、悪化すると体のしびれや痛みが強くなって、日常生活に支障をきたしてしまう可能性があり、最終的には歩けなくなってしまうこともあるため、早急な治療が必要です。
今回はそんな脊柱管狭窄症について、原因や症状、効果的な治療方法などをご紹介していこうと思います。
健康な状態を維持するためにも、ぜひ最後まで内容をご覧ください。
脊柱管狭窄症を引き起こす3つの原因
脊柱管狭窄症は、骨や靭帯、椎間板の変形によって引き起こされる病気です。
体のしびれや痛みが特徴的で、重症化すると排尿障害や歩行困難など日常生活に大きな支障を引き起こす可能性もあります。
骨や靭帯、椎間板の変形は加齢によって起こる場合が多いため、脊柱管狭窄症は50歳以上の中高年で発症率が増加する傾向にあります。
また、脊柱管狭窄症は以下の3つの疾患が原因で起こるとされています。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、骨と骨の間にある椎間板が飛び出すことで、神経が圧迫される疾患で、比較的若い世代にも見られる病気で、特にスポーツをしている方は注意が必要です。
また、背骨に負担がかかる動作を繰り返し行う習慣がある方は、年齢を問わず椎間板ヘルニアのリスクが高くなります。
その他の原因としては、加齢、喫煙などが挙げられます。
重いものを運ぶようなお仕事をしている方は、腰に負担がかからないよう工夫をすることが大切です。
脊椎すべり症
脊椎すべり症とは、椎間関節や椎間板の変性が原因となって、脊椎ずれてしまう疾患です。発症する原因によって「変性すべり症」と「分離すべり症」に分類されます。
変性すべり症は、加齢などの原因で椎間板の変性が起こり、その上に位置している背骨が不安定になってずれが生じてしまっている状態です。
腰痛はそれほど強くありませんが、長時間の立ち仕事や散歩をした後にお尻や太もも部分が痛くなることがあります。
一方、分離すべり症は過去の疲労骨折が原因と言われており、スポーツ中に骨折などの怪我をしたことがある方は要注意です。
脊椎側弯症
脊椎側弯症とは、本来まっすぐに並んでいるはずの脊椎が左右に曲がってしまう疾患です。
男女比でみると10代の女児・女性に多く見られる病気で、悪化すると心肺機能の低下につながることもあります。また、加齢に伴い椎間板が左右に曲がる変性側弯症もあります。
脊柱管狭窄症でよくみられる症状
脊柱管狭窄症では、以下のような症状が現れます。
痛みの強さや症状には個人差があるため、違和感を覚えたら早めにクリニックで相談するようにしましょう。
痛み、痺れ
臀部から下肢にかけて、電気が走るような痛みやびりびりしたしびれが起こります。
間欠跛行
安静時には全く症状が無く、歩行を始めると痛みやしびれが出て歩けなくなります。
肛門周囲のしびれ
肛門部分全般で痺れやほてりといった違和感を覚えることがあります。
こむら返り
夜寝るときに足がつりやすくなります。
下肢の脱力感
歩いているときに突然膝が折れたり、足が地面に引っかかったりと歩行困難が起こります。
脊柱管狭窄症の治療方法
1.保存療法
脊柱管狭窄症の治療方法には大きく分けて2つの種類があり、その1つが保存療法という方法です。
保存療法では、薬物療法や運動療法、生活習慣の改善指導などを行います。
理学療法士による指導のもと、適切な運動を行うことで痛みやしびれなどの症状を緩和し、生活機能や生活の質の改善を目指していきます。
例えば、腰のストレッチや体幹部の筋トレなどを生活に取り入れることで、痛みやしびれの改善を促します。
とはいえ、無理な運動は体に負担をかけてしまうこともあるため、まずはできる範囲から取り入れていくことが大切です。
2.手術療法
もう1つの方法は手術療法と言います。
保存療法に取り組んでも思うような改善が見込めない場合、手術療法を行うことがあります。
すでに生活がままならないほど支障が出ている場合や、痛みが強くて患者様の負担が大きい場合には、手術療法によって治療を進めていきます。
手術の方法は、基本的に内視鏡を用いて骨や靭帯を取り除く処置を行うというものです。狭くなった脊柱管を広げることで痛みを取り除き、回復を目指します。
脊柱管狭窄症の予防方法

脊柱管狭窄症は、明確な原因がある病気ではないため、特効薬や確実な予防方法がありません。
比較的健康な方でも加齢による骨や靭帯、椎間板の変性が起こる可能性はあるため、誰でも起こる疾患といえるでしょう。
脊柱管狭窄症は患者様によって症状の出方も異なりますが、足腰に違和感があったり歩きづらくなったりといった異変があった場合は、早めにクリニックで検査を受けるようにしましょう。
クリニック情報
◆クリニック名
はたにクリニック
◆所在地
〒654-0081
兵庫県神戸市須磨区高倉台1丁目1番7号
TerrasMaクリニックモール 103
TEL:078-739-7007