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血圧やコレステロールの数値が高い場合の対策方法

2025.09.02
血圧やコレステロールの数値が高い場合の対策方法

高血圧、高コレステロールはそれぞれ単体でも体に負担がかかってしまいます。

もし、高血圧の人が悪玉のLDLコレステロールの値も高いと、どうなるのでしょうか。
答えは、「心筋梗塞・狭心症・脳卒中などの心血管疾患のリスクが18~20%上昇する」というものであると米国心臓学会が発表しました。

高血圧は、多くの心血管疾患のリスクが高い状態です。

また、高コレステロールも動脈硬化を促進し、血管の老化を進行させると言われています。
専門家は「今まで脳卒中や心臓病を発症したことのない健康な人でも、高血圧と高コレステロールが重なると、深刻な心血管障害が起こる可能性がとても高くなる」と警告しています。

健康診断などで高血圧や脂質異常を指摘された場合には、決して放置せずしっかりと改善に取り組んでいきましょう。

三大生活習慣病は放置しないようにしましょう

三大生活習慣病は放置しないようにしましょう

日本における三大生活習慣病をご存じでしょうか。(以下で詳しく説明します。)

現代人は食事の乱れや運動不足、過度のストレスによって、生活習慣病のリスクがとても高くなっています。
しかし、多くの人は「とくに不調もないし大丈夫」「症状がないから気にしない」とあまり深刻に考えていないのも事実です。

こうした生活習慣病の改善や予防は、国全体の課題としても注目されています。

高血圧

高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」という物騒な異名を持つ疾患です。

症状が出ないまま体に大きな負担をかけ続け、動脈硬化を進行させます。

最終的には心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気を引き起こすリスクが高まることから、その異名がつけられました。

具体的には、医療機関で血圧を測定して140/90以上の数値がでた場合に高血圧と診断されます。

あまり症状が出ることはありませんが、動悸やめまい、頭痛などが起こる方もいらっしゃいます。

高血糖(糖尿病)

血糖値が高い状態は、糖尿病の予備軍と考えられています。
糖尿病はそれ自体が命を脅かすというものではありませんが、放置すると重篤な合併症を引き起こします。

最終的には失明、腎不全、足の壊疽、動脈硬化などにつながるため、早めに治療を行うことが重要です。

脂質異常症(高コレステロール)

コレステロール値が高いと、動脈に脂肪が蓄積して血管が狭くなります。
狭い欠陥は血流が滞りやすくなり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性が高まります。

血圧が高いことのリスク

血圧が高い状態が続くと体中の血管が硬くなり、さまざまな病気を引き起こすリスクにつながります。
具体的には、以下のようなものがあります。

  • 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの「脳血管疾患」
  • 心肥大、狭心症、心筋梗塞などの「心臓疾患」
  • 腎硬化症、腎不全などの「腎臓疾患」
  • 眼底出血などの「目の疾患」
  • 大動脈瘤破裂、大動脈解離などの「胸部、腹部の疾患」
  • 閉塞性動脈硬化症、壊疽などの「足の疾患」

など

コレステロール値が高いことのリスク

コレステロールが高い状態(=脂質異常症)をそのままにしていると動脈硬化が進行し、命に関わる病気のリスクが高まります。
具体的には、以下のようなものがあります。

  • 心臓の血管が完全に詰まり、心筋が壊死する「心筋梗塞」
  • 脳の血管が詰まり、脳細胞が壊死する「脳梗塞」
  • 脳の血管が破裂し、出血する「脳出血」
  • 足の血管が狭くなり、歩行時に痛みやしびれが生じる「閉塞性動脈硬化症」

など

高血圧と高コレステロールの原因

高血圧や高コレステロールの原因は、大きく分けると生活習慣・遺伝・加齢の3つだと言われています。
そして、その中で唯一改善できるのが生活習慣です。

生活習慣によるもの

塩分を摂りすぎている、栄養の偏った食事になっている、慢性的な運動不足、過度の飲酒、 喫煙、これらを原因とする肥満症など

遺伝によるもの

親からの遺伝で、元々高血圧になりやすい体質である、遺伝的にコレステロール値が高くなる家族性高コレステロール血症など

加齢によるもの

年齢を重ねるとコレステロール値が高くなる傾向があります

高血圧と高コレステロールの対策

高血圧と高コレステロールは、いずれも生活習慣の乱れが原因となって発症することが多く、改善のためには日々の生活習慣の見直しが非常に重要です。
以下の改善ポイントの中から、まずはご自身ができそうだと思った内容を取り入れてみてください。

食生活の改善
  • 塩分を控えた食事を意識する
  • 動物性脂肪を減らす
  • 食物繊維を多くとる
  • 野菜や果物をとる
  • 揚げ物や天ぷらなどの油分を控える
  • 肉類中心の食事から魚介類・野菜中心の食事に切り替える
  • アルコールの多飲を控える
運動不足の解消
  • ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を毎日30分行う
  • 筋力トレーニングをする時間を作る

 

クリニック情報

◆クリニック名
はたにクリニック

◆所在地
〒654-0081
兵庫県神戸市須磨区高倉台1丁目1番7号
TerrasMaクリニックモール 103

TEL:078-739-7007

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